セレモニー(ニュー・オーダー)

色んなことがぼくをおじけづかせるのは、こういう訳だったんだ
でも、まったく事情は変わった
そうした色々がどこへ向かっているのか、分かったんだ
ものごとがふたたび動き出し、いまこのときに向かっている
彼女がたずねたのは、ぼくを支える強さ
そしてまた、昔ながらの物語
でも世界は動き出す、とても早く
動き出す、いまこのときに向かって

ああ、ぼくを悩ませていたもろもろを、ぶっ壊してやる、容赦なく
まちがいない、いまこそそのとき
彼女をただ見つめていたこと、彼女の言ったあれこれ
彼女が泣いていたあのとき
そういう弱さは、いまは必要ない

ああ、ぼくを悩ませていたもろもろを、ぶっ壊してやる、容赦なく
まちがいない、いまこそそのとき
整然と木の植えられた街路
ぼくのことを思いえがいて、そして見るんだ
見るんだ、永遠に
見るんだ、愛が育つのを、永遠に
そしてぼくに知らせて、永遠に

まるでハチミツ(ジーザス・アンド・メリー・チェイン)

女の子のおしゃべりに耳をかたむける
彼女は、世界の半分にたたかいを挑んでる
蜜したたる彼女の蜂の巣のなかを
這い上がってとてもいきいき
蜂の巣
いい感じ
とってもいい感じ

きみのところに戻るのは
ぼくができることのなかでいちばんたいへんなこと
ぼくがきみのためにできることのなかで
きみのために

ぼくはきみのプラスティック製のおもちゃになりたい
ぼくはきみのプラスティック製のおもちゃになりたい
きみのための

汚泥を食べつくすことは
とってもたいへんなこと
ぼくにとってはね

まるで、蜂蜜のように

夜明けのためのスケッチ(ドゥルッティ・コラム)

まばゆい輝きが、空気をつたって降りてくる
ぼくらの横たわるこの野原に
ヒバリが絶妙な角度で空高く旋回していく
飛行機が永遠に、空を横切りつづける

夜明けに
夜明けに
夜明けに

夢が燃え尽きる
起きて一服目の煙草で
本能がぼくらを
愛のリズムに連れて行く
舞い上がる
優美なテンションに向かって
それらがやわらかな淫靡さをつくりだす

夜明けに
夜明けに
夜明けに

まばゆい輝きが、空気をつたって降りてくる
ぼくらの横たわるこの野原に
ヒバリが絶妙な角度で空高く旋回していく
舞い上がる
優美なテンションに向かって

夜明けに
夜明けに
夜明けに

カメ(シド・バレット)

きみのこと愛してる。そうきみのこと
星がきみのうえ。透きとおった青
ほら、垂れさがったぼくの髪がきみのあたり

もうきみには会わないと思う。そうしたいのはやまやまだけど
ぼくはきみのうえを飛んでいる。飛んでいる
ほら、垂れさがったぼくの髪がきみのあたり

浮かんで、跳ねて、鼻で歯をつついて
ヒレとアルミ製の毒牙があちらこちら
すべてを覆うおっきな石のしたで貝はひっそり
そこに射すめぐみの陽光

だってぼくらは魚で、ぼくらのすることと言ったら
ぼくらのすることと言ったらふらふらすることだけ
ほら、垂れさがったぼくの髪がきみのあたり

浮かんで、跳ねて、鼻で歯をつついて
ヒレとアルミ製の毒牙があちらこちら
すべてを覆うおっきな石のしたで貝はひっそり
そこに射すめぐみの陽光

だってぼくらは魚で、ぼくらのすることと言ったら
ぼくらのすることと言ったらふらふらすることだけ
ほら、垂れさがったぼくの髪がきみのあたり

きみのこと愛してる。そうきみのこと
星がきみのうえ。透きとおった青
ほら、垂れさがったぼくの髪がきみのあたり