ノマド。野が窓ってわけか。くだらない。地口か。でも本質をとらえているような気もする。大地が家だ。地球が家だ。宇宙が家だ。どこにいてもかわりはない。だからぼくはここにとどまる。
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「まあいいんだけどさあ」と人の言うときのよくなささはものすごい。
ここが何か「アフォリズム集」といった様相を呈してしまっている。ちがう。ぼくがやりたいのはそんなことじゃないんだ。
ここに書くものが何か「詩作へのレッスン」といった様相を呈してしまっている。これはよくない。ぼくはただフラットな言葉を放りなげたいだけなのだ。
詩人になりたいと思った瞬間からその人はすでに詩人だ──たとえ生涯一行の詩もものしなくとも。
「一杯やる」と「グラスをかたむける」──おなじ行為をあらわしているのにそこから受ける印象はずいぶんとちがう。ぼくは飲酒することを「一杯やる」としぜんに言える人間でありたい。
甘美なもの──内容を覚えていない夢。
季節外れの花火の音が聞こえる。何だろうとぼくは思う。
枯れ果てたかと思われた言葉がすごいいきおいで噴き出してきたように思われたけどそれはすべて気のせいだった。