ぼくが落ちているとき、ほんとうに落ちているとき
何もかもどうでもよくなる。何もかも。
目を閉じて、眠ろうとする。
だけれど眠れない。眠れない。
どうかぼくの助けを求める叫びを聞きつけて、そしてぼくをぼくじしんから救って。
中学生のときぼくは正気を失った。
なぜだかは分からない。ひどくいやなこと。
その日からぼくはたたかいをつづけてる
スクランブルエッグのようにぐしゃぐしゃになったぼくの心を理解しようと。
どうかぼくの助けを求める叫びを聞きつけて、そしてぼくをぼくじしんから救って。
バーのペンキ塗りをしたけど支払いはなし
誰もが顔見知りのようなこの街で。
イースターの日に拘禁された。
食べていいのはパンのかけらのみだった。
家に戻ったときぼくの母はこう言った
「あなたはぐうたらなろくでなしだから、そうなったのも自業自得
あなたはそんなふうに苦しみ、飢えるのよ
一生。一生ね」。
そういうふうに言われるのは、呪わしいことだった
でもじっさいのところ、そう言われるのはそうわるいもんでもなかった。
ぼくはいろいろでっちあげるのが好きだし、
それがぼくのするなかでいちばん健康的なことだからね。
でももう疲れたよ
ぼくをめちゃくちゃにするような
あくどい狼に
つれさらわれつづけるのは。
どうかぼくの助けを求める叫びを聞きつけて、そしてぼくをぼくじしんから救って。
ぼくはいま感じるままを言おうとしている。
たぶんきみは理解しようとしてくれるかもしれない。
ぼくには、きみが必要だ。
ぼくが落ちているとき、ほんとうに落ちているとき
何もかもどうでもよくなる。何もかも。
目を閉じて、眠ろうとする。
だけれど眠れない。眠れない。
きみはぼくの作った歌を聴いて
たのしい時間をすごし、ここから立ち去ることができる。
でもぼくにとって、ことはそんな単純なものじゃない。
その歌のなかで歌われているような苦しみを一生生きていかなきゃならないんだ。
どうかぼくの助けを求める叫びを聞きつけて、そしてぼくをぼくじしんから救って。