高校生のころ「バンドでもやってみようかな」と Doll(!)に出した「Chrome、This Heat。楽器はできなくてもかまわない」というメンバー募集に反応してきてくれたドラムの人が「楽器はできなくてもかまわない」どころか吉田達也ばりの手数の多さ正確さをかねそなえた凄腕だったのだけどぼくが受験のために活動を休止してそのままうやむやに解散状態になってしまったのはいまでもちょっともったいなかったなと思う。

指導教官から博士号取得祝賀会どうする?みたいなテキストメッセージがあったんですけど気が早くないですか。(まだ口頭試問は終わっていない)

初級論理学なんて基本たんじゅんな記号操作ができれば最低でも可は取れるだろと思ってしまいがちなのだけどその「たんじゅんな記号操作」というやつが絶望的に苦手な人というのがある一定数いてそういう人たちをどう引き上げるかというのがここ数年来の課題。

日常の何気ないひとこまを言葉であたうかぎり精確に写しとることはひどくむずかしい。

友だちと深遠なようなどうでもいいような──つまり徹頭徹尾どうでもいい──ことを議論しながらエレベーターに乗りこみそのまま議論をつづけていたら二人とも行き先階のボタンを押すのを忘れておりそして哲学科のある建物のエレベーターは行き先階のボタンを押すかあるいは他の階から呼び出しを受けないかぎり動き出さないので微動だにしないエレベーターのなかでしばらく議論をつづけていた。

娘が熱心に何かをリーガルパッドに書きこんでいるので覗いてみたら鏡文字とかではなく意図的な感じで全称記号と存在記号を書いていた。